ニードルベアリングの"ころ"の高効率加工・高寿命を実現

【背景】
ベアリングは産業の米とも言われ、自動車産業や機械産業をはじめ幅広い産業で基幹部品の一つとして使われおり、その需要は年々増加拡大していっています。ベアリングの1種のニードルベアリング(針状ころ軸受)は、自動車・二輪車をはじめ電気機械・工作機械・航空宇宙機器・事務用機器その他一般産業機械など広い範囲で用いられているベアリングです。
ニードルベアリングのキー部品である“ころ"(ニードルローラー)は、広い用途で使われる中で従来の熱処理品だけでなくより硬度が高い窒化処理品が増えてきています。


【課題】
硬度の高い窒化処理ニードルローラーの加工では、従来のホイールでは寿命が短くなる傾向にありました。センタレス研削盤でのスルーフィード研削は、当たり出しやワークガイド・ブレード調整など精度出しのための段取り替えに時間を要する加工方法で、ホイール寿命が短くなると砥石交換による調整頻度が多くなり機械の停止時間が増えてしまうという課題がありました。
そのため、窒化処理品の加工でも連続加工が可能で且つ寿命が長いホイールが求められています。


【解決策】
当社のCBNレジンセンタレスホイールは、研削持続性が高く半年間を超える長期の連続使用を実現しました。量産性の高いスルーフィード研削で効率的な加工ができるようホイール粒度・仕様の組み合わせバランスを調整することで、研削持続性と仕上がり精度の維持性を両立しています。
ホイール寿命が向上することで、センタレス研削盤の砥石交換での稼働停止頻度を削減でき、単純なホイール寿命向上以上の効果・メリットを発揮できます。

ニードルベアリングの"ころ"の高効率加工・高寿命を実現 画像 ニードルベアリングの"ころ"の高効率加工・高寿命を実現 画像

寿命比較

寿命比較 画像

採用事例

【ホイール仕様】

・ホイール寸法:φ405-205T (5枚合わせ)
・ホイール仕様:BNC #140-400 


【ワーク仕様】
・被削材:軸受鋼 SUJ2(熱処理HRC62程度、窒化処理HRC80程度)
・ワーク寸法:φ2-φ3.5

【加工条件】
・条件:湿式 水溶性クーラント
・周速度:2,700m/min

・取り代:0.1mm
・ワーク仕上がり:真円度1μm、面粗さRa0.1、円筒度0.5μm

【ポイント】

5枚合わせホイールの粒度・仕様のバランスを最適化

【結果】
6ヵ月間以上の長寿命達成

使用工具

ダイヤモンド/CBN センタレスホイール

ダイヤモンド/CBNセンタレスホイールは、心なし研削盤(センタレス研削盤)を使用して被削材にセンター穴を開けず、固定したブレード(支持刃)、研削砥石と回転する調整砥石の3点で、回転する円筒形の被削材の外周を削るホイールです。被削材をチャックなどで保持・固定しないため、取り付けや取り外し工程が発生せず、その分生産性が高くなります。

CBNセンタレスホイールは、ニードルベアリングのころの加工やパンチ金型の加工などに使用されています。

ダイヤモンドセンタレスホイールは、ドリル・エンドミル等の回転工具の素材となる超硬合金の丸棒研削やセラミックス丸棒の研削に使用されています。

センタレスホイール以外にもセンタレスブレード(支持刃)、調整車(調整砥石)も提供しています。