サーメット加工の切り込みが5倍でも 安定した研削が可能で、高能率加工を実現
【課題】
サーメットの加工において、一層の高能率化を実現したい。切り込み量を増やしても安定した研削加工ができることが必要。
【解決策】
砥粒の自生発刃作用をコントロールすることにより、品位・能率・寿命のバランスを最適化することで、安定的な研削加工を実現。サーメット研削の1パス切り込み量5倍(0.3 ⇒ 1.5mm/pass)を実現。
切り込み量を増やしても、加工面粗さやチッピングの大きさを抑え、切り込み量とは反比例の関係にある摩耗量を同等に抑えました。


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加工テスト時の最大チッピング(左写真)
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テスト条件
研削盤 : CNC成形研削盤
ワーク : サーメット(TN250)
砥 石 : 200D-10T-5X-76.2H
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※チッピング狙い値は、10μm以下
使用工具
難削材料高能率研削用 「メタレックス」メタルボンドホイール

レジンボンドの切れ味とメタルボンドの耐摩耗性を併せもった、新しいコンセプトのメタルボンドホイールです。アルチック(Al2O3-TiC)・石英などの難削材料の高能率研削に適しています。